powderfulという会社と、私自身のこと
powderful合同会社のホームページを、少しずつ作り直している。
作り直している、と言っても、大きな写真をどーんと置いたり、事業内容をきれいに並べたりしているわけではない。
投稿をひとつずつ増やしている。
会社のこと。
仕事のこと。
走ること。
日記のこと。
ニセコのこと。
庭のパーゴラのこと。
初孫のこと。
会社のホームページとしては、少し変かもしれない。
というか、たぶん変だと思う。
でも最近は、それでいいのではないかと思っている。
以前は、会社のホームページは会社らしくあるべきだと思っていた。
会社概要。
事業内容。
制作実績。
お問い合わせ。
そういうものをきちんと並べる。
もちろん、それはそれで大事だ。
でも、それだけを書こうとすると、どうしても手が止まる。
自分で作っているのに、自分の場所ではない感じがする。
なんだこれ。
powderfulは、大きな組織ではない。
私が一人でやっている、小さな会社だ。
だから、会社の考え方と、私自身の考え方は、どうしても近くなる。
何を見ているのか。
何を面白いと思っているのか。
どんなことに引っかかるのか。
どこへ行きたいのか。
何を残したいのか。
そういうものが、仕事にも出てしまう。
出てしまう、というより、たぶん出た方がいい。
走ることは、仕事そのものではない。
ニセコで留守番をしたことも、仕事ではない。
30年以上日記を書いていることも、庭で餃子を食べたことも、初孫が生まれたことも、直接仕事ではない。
でも、それらが全部、私の中ではつながっている。
走ることで、移動を考える。
日記を読み返して、時間を考える。
ニセコで火を見て、自然を考える。
パーゴラで餃子を食べて、暮らしを考える。
初孫の写真を見て、時間がぐるっと回る。
そういうことが、結局、powderfulの考え方になっていく。
仕事と個人を、きれいに分けすぎなくてもいいのかもしれない。
もちろん、何でもかんでも書けばいいわけではない。
ただの日記を会社のホームページに貼りつけたいわけでもない。
でも、私が何を考え、何に心を動かされ、どんなことを試しているのか。
そこに、powderfulの次の形がある気がしている。
57歳になった。
今さら大きく見せても仕方ない。
かっこつけすぎても、たぶん続かない。
それよりも、もう少し自分に近いところで作っていきたい。
しぜんだよね、と思える方へ。
そのうち、ミシンを買った話が出てくるかもしれない。
バッグを作り始めるかもしれない。
またNASに締め出されるかもしれない。
それが会社のホームページに出てくる。
やっぱり少し変だ。
でも、その少し変なところから、これからのpowderfulが始まる気もしている。
powderfulは、少しずつ、私自身に近づいていく。
そして私自身も、powderfulを通して、まだ見ぬ場所へ、まだ見ぬかたちへ、移動していきたいと思っている。
