powderfulという会社と、私自身のこと
powderful合同会社のホームページを、少しずつ作り直している。
といっても、大きなビジュアルを作り込んだり、事業内容をきれいに並べたりしているわけではない。
今は、投稿をひとつずつ増やしながら、文字を中心にしたサイトとして育てている。
文字だけのサイトそのものは、決して新しいものではない。
むしろ、昔からあった形だと思う。
今回の実験は、そこではない。
私が試してみたいのは、会社のホームページを、仕事だけで閉じない場所にすることだ。
会社概要。
仕事についての考え方。
キャッチコピー。
これからの方針。
そういうものはもちろん必要だと思う。
でも、それだけでは、今のpowderfulをうまく説明できない気がしている。
走ること。
ニセコで過ごした時間。
日記を30年以上続けてきたこと。
写真や記録を自分の手元に戻そうとしていること。
庭のパーゴラで家族と過ごす時間。
これから作ってみたいもの。
一見すると、会社の仕事とは関係がないように見える。
でも、私にとっては、どれもpowderfulにつながっている。
何を見ているのか。
何を大切にしているのか。
どんなことに面白さを感じるのか。
どんな場所へ移動し、どんな時間を残そうとしているのか。
そういうものが、結局は仕事の質にもつながっていくのだと思う。
これまで、会社のホームページは「会社らしく」あるべきだと思っていた。
きちんと事業内容を書き、実績を見せ、問い合わせにつなげる。
もちろん、それは今でも大切なことだ。
ただ、57歳になった今、もう少し違う見せ方があってもいいのではないかと思うようになった。
powderfulは、大きな組織ではない。
私自身の考え方や動き方が、そのまま会社の方向性に重なっている。
だから、powderfulを語ることは、私自身を少し語ることでもある。
もちろん、個人のことを会社のホームページに書くのは、少し勇気がいる。
どこまで書いていいのか。
仕事と関係のないことまで載せていいのか。
読む人はどう感じるのか。
そういう迷いはある。
でも、仕事と個人をきれいに分けすぎることで、見えなくなっていたものもある気がしている。
私が何を考え、何に心を動かされ、どんなことを試しているのか。
その積み重ねの中に、powderfulの次の形があるのかもしれない。
会社のホームページに、いきなり個人的な話が出てくる。
走る話がある。
日記の話がある。
ニセコの留守番の話がある。
そのうち、ミシンを買った話まで出てくるかもしれない。
少し変かもしれない。
でも、その少し変なところから、これからのpowderfulが始まる気もしている。
powderfulは、これから少しずつ、私自身に近づいていく。
そして、私自身もまた、powderfulを通して、まだ見ぬ場所へ、まだ見ぬかたちへ、移動していきたいと思っている。
powderful合同会社
舘野光洋
